裏波の裏は瑠璃色の表
灯台下暗し,とはよく言ったもので,西森の頂上で初めて見られたウラナミシジミが,もっとも身近なところで群れ飛んでいました。雨上がりに差し込んだ日の光を受けて,小学生が育てているシカクマメの花に集まっていたのです。
畳一枚もない小さな花壇なので,集まっているといっても数頭です。その中には翅の周囲がボロボロになっている個体もいます。翅の内側(表側)も鱗粉が剥がれ落ちているようで何だかみすぼらしく見えます。と思っていたのですが,しばらくして気が付きました。メスなんですね。写真のようにオスはキレイな瑠璃色の翅を持っています。盛んに飛び回って,ほかのオスを追い出し,メスにアタックしていました。メスの方は,オスが近付くと,ちょっとだけ翅を広げます。交尾拒否の姿勢かもしれません。この花壇には2頭のオスと,4頭のメスがいるようでした。
2005/11/14 渡名喜村立渡名喜小中学校
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