今度は間違いない
前回は?マーク付きの同定だったウスキシロチョウ。今回は,図鑑に載っている典型的な色と紋様です。黒班が見られないことから,無紋型のオスであることもわかります。このように,すっきりと同定できると,ほっと一安心できます。
この日は,夏休みの家族サービスで沖縄本島中部の観光施設にやってきました。流行の外国産昆虫の展示をサッと見て,一休みしているところで見つけました。
2005/08/12 沖縄市東南植物楽園
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前回は?マーク付きの同定だったウスキシロチョウ。今回は,図鑑に載っている典型的な色と紋様です。黒班が見られないことから,無紋型のオスであることもわかります。このように,すっきりと同定できると,ほっと一安心できます。
この日は,夏休みの家族サービスで沖縄本島中部の観光施設にやってきました。流行の外国産昆虫の展示をサッと見て,一休みしているところで見つけました。
2005/08/12 沖縄市東南植物楽園
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前後の翅に大きな目玉模様。でも,ジャノメチョウの仲間とは違って,単純な同心円ではないのですね。特に後翅の目玉は,白斑が二つも入っています。「蛇の目」だけではなくて,いろいろと見立てることができそうです。
このチョウは,タテハモドキ。翅の裏側はこんなカンジです。裏側の目玉模様をよく見ると,白斑2つの目玉は,別々の2つの目玉が合体したものらしいことがわかります。表裏の模様形成に関連があるのでしょうか。
2005/08/23 渡名喜村集落内
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すっかり陽が傾いた海岸沿いの草地を,あちらこちらに飛び回っている見慣れぬ蝶がいました。とまっている時によく見ると,地は褐色で地味なんですが,模様はオレンジに青が入って,とても派手。蛇の目模様が6つ並んで,じっとこちらを見つめているようでもあります。
このチョウは,アオタテハモドキのメス。オスはその名の通り,後翅が青く輝いてとてもキレイです。
この場所も,食草がよく見られるような開けた草地です。というより放棄されている畑でしょうか。このチョウの好む環境がわかってきたように思えます。
2005/08/02 渡名喜村タカタ
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昼の間,盛んに飛び回っていた蝶の仲間も,陽が傾いてくると姿を消していきます。代わりに現れるのがホウジャク類。昼間に活動するオオスカシバと違って,茶系の地味な体色は,いかにも蛾といったカンジがします。
写真はオキナワクロホウジャク。花壇の花に口を差し込んで吸蜜中…のように見えすが,実は違います。差し込んだ口が抜けなくなって暴れているところなのです。いつもは,花から花へちょこまかと動いて,なかなか撮影できなかったのですが,このときばかりはじっくりと構えることができました。結局,抜くことができないようなので,そっと外してあげました。
2005/08/07 渡名喜村立渡名喜小中学校
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島のアゲハ類が気になって,よくレンズを向けるようにしていると,その姿だけではなくて行動でも,いろいろとおもしろいことに気付きます。
この時は,盛んに蜜を吸っているシロオビアゲハを撮影していたのですが,しばらくするともう1頭やってきて,先程の個体の周りを飛び回るのです。翅の紋様から,すぐにオスだとわかりました。それにしてもシツコイこと。飛び回るだけでなく,足をかけたり,追いかけたり。メスは全然相手にしていないんですが。
2005/08/26 渡名喜村西底原
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もちろん,ベイツさんが使った方法ということではなくて,提唱者ということなんですが。
このアゲハチョウ,羽のようすはジャコウアゲハにソックリです。ところが,何と全くの別種。シロオビアゲハなのです。帯のように連なっていた白斑を縮小した上に,前翅も白っぽくして,本当によく似せています(実は,ベニモンアゲハによく似ている)。これは,体に毒をもつジャコウアゲハに似ることで,鳥などの捕食者から逃れようという戦略なんだそうです。提唱者の名前をとってベイツ型擬態と呼ばれています。
しかも,擬態するのは雌だけで,雄は白帯タイプしかいないのです。雌雄の戦略の差が如実に現れていますね。
面白いのは,ベニモンアゲハの分布北上に伴なって,沖縄本島での紅紋型メスの割合が増えてきているんだそうです。採集したり,幼虫から育てて比率を求めたら,地域ごとの特徴が出てくるのかもしれません。
2005/08/25 渡名喜村集落内の植えます
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渡名喜島で目に付く第3のアゲハチョウ,それがこのジャコウアゲハ。黒い羽はシロオビアゲハと同じなのですが,白帯ではなくて赤い斑点の縁取りがあります。しかも,腹まで赤い。胸部から腹部にかけての体色が赤いくなっているのはこの種とベニモンアゲハくらいです。ベニモンの方は,後翅に白斑が有るのですぐにそれとわかるのです。
このジャコウアゲハとベニモンアゲハは,食草であるウマノスズクサ類の成分を成虫になっても体内に持っていて,それが捕食者(鳥)に対して毒として働くというのです。たとえ1頭が犠牲になったとしても,あまりに不味いので,もう二度と手を出さなくなるんだとか。腹まで赤いのは,そのことを知らせる意味もあるのかもしれません。したたかな生存戦略です。
2005/08/02 渡名喜村タカタ
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この時期に限らず,島で一番目立つ蝶は,この種だと思います。数が多い上に,黒くて大きな羽で飛び回っているので目を引くのです。
このチョウは,シロオビアゲハ。その名の通り,黒い羽を横切る白い紋の列,つまり白帯が大変目立ちます。でも,撮影のためにじっくりと見ていて気付いたのですが,これ以外にも赤や青の部分もあるんですね。
宿舎の斜向かいのお宅で植栽しているランタナに,たくさん集まってきていました。
2005/08/08 渡名喜村集落内の花壇
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「『ちょうちょ』といわれて思い出すもの」のことですが,最初はこちらのモンシロチョウだろうと思うのです。そして,次点がこちらアゲハチョウ。
次点といっても,トップレベルなのは間違いありません。でも,その割には,きちんと模様を知らないかもしれません。後翅の赤や青の紋様の位置なんて,飛んでいる時には把握しきれてませんから。
このチョウは,アゲハ(ナミアゲハ)。和名では「チョウ」と付けずに用いられているようです。家紋にもデザイン化されている身近なチョウですが,渡名喜島ではあまり見かけません。食樹のミカン科の樹木もたくさん植えられているのですが。
2005/08/08 渡名喜村集落内の花壇
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いつもはちょこまかと飛び回って,なかなか近付くことを許してもらえない相手ですが,このときばかりはそうもいかないようです。ぐっとアップで撮影させてもらえました。
このチョウは,ヤマトシジミ。こうして交尾していると,雄雌の違いもよくわかります。上にとまっているオスのほうが,ハッキリとした斑紋なのですね。後翅の黒斑がCのように曲線を描いていて並んでいることもよくわかります。 |
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虫の考えなんて,そもそも考えているのかということからしてわからないのですが,このときは,まだ日が高いのですが,木陰でじっとしていてくれました。かなり近寄っても飛び立たなかったので,マクロ撮影することができました。
このチョウはチャバネセセリ。前後の翅を少しずらしてとまるのが特徴の1つなんだそうです。後翅の白斑にも特徴があるというのですが,この個体では,白斑自体がはっきりとしません。この仲間が飛び回っているところを同定するのは,かなり難しそうです。
2005/08/08 渡名喜村集落内の藪
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町育ちのわたしには,身近な生き物というと限られたものしか思い浮かばないのですが,そんな中に入っているのがイチモンジセセリ。茶色い翅で素早く飛び回る姿が,よく見られました。
それとよく似た蝶が,渡名喜島で見られるので,何とか撮影したいと思っていたのですが,なかなかいい一枚が得られません。この一枚は,日が傾いてきたからか,地面でじっとしているところを遠くから望遠で捉えたものです。
同定のために図鑑を開いてから驚いたのですが,よく似た種がいくつもいるのです。識別点として,後翅の白斑の並びが挙げられているのですが,今一つはっきりとしません。写真の個体は,前後の翅の前縁を揃えているので,ユウレイセセリと同定しました。
これだけ似た種がいるので,昔イチモンジセセリと思っていた蝶も別のものかもしれません。
2005/05/26 渡名喜村大本田園地(ミシルジ)
その後,いろいろ調べてみると…どうやら間違い。チャバネセセリのようです。ユウレイセセリの後翅白斑は3個ほどがくの字型に並ぶようです。
2013/08/08 追記
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そのわけは,フラッシュを浴びた粘膜が光を反射しているからですね。
この生き物は,ニューギニアヤリガタリクウズムシ。「槍形陸渦虫」ということです。ウズムシというのは扁形動物の仲間で,よく知られているのはプラナリアです。という話をすると,決まって聞かれるのが,バラバラに切ったら増えるのかということ。ここらへんは常識レベルなんですね。でも,この種を含めたリクウズムシやコウガイビルの仲間が,陸貝の主要な天敵であることはほとんど知られていません。図鑑などでも,よく紹介されているのですが。
左下の切り込みは,頭部の拡大。一対の眼点があるように見えたのですが,わかるでしょうか。
宮古島での観察はこちらをご覧ください。。
2005/08/18 うるま市具志川野外レクセンター
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この場合は,「頭隠して,しっぽ振り振り」でした。
昼食を作りに宿舎へ帰る道すがら,視界の隅を横切る青い影。自然界にこんな青は 余りありません。そーっと見ると,オキナワトカゲの幼体が,しきりに地面を掘り返しています。このカットの時は,ちょうど落ち葉の下に頭を突っ込んでいます。興奮しているのか,しきりに尾を振り動かしていました。
このトカゲは,オキナワトカゲ。縦縞がくっきりしているのは,まだ幼い個体だからです。成体になると,尾の青や背中の縞は消えてしまうようです。
2005/08/06 渡名喜村立渡名喜小中学校
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これまでも,たびたび登場してきた「集落内の藪」ですが,その中でも,特に昆虫がよく見られるのがこの木です。フクギやガジュマルもあるのですが,これらの木では,紹介してきた半翅目の昆虫はほとんど見られません(セミは別かも)。
黄色い大きな花がよく目立つ,この木はオオハマボウ。虫のよく付く木としての紹介は,あまりないんじゃないかなと思います。普通は,アダンの陸側に生えるとか,黄色い花の色が夕方になると赤変するとか,そんなことでしょう。沖縄の方言では「ユウナ」。沖積地のことを「ユナ」というのだそうです。学名を見ると,属名がHibiscus となっていて,ハイビスカスの仲間なんだとわかります。
ちなみに,「ゆうな」は内親王のお印に使われています。
2005/08/08 渡名喜村集落内の藪
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久しぶりに島を離れたこの日は,夏真っ盛りの厳しい陽射し。もう立秋を過ぎていたんですけれどね。普段,こんな時間に港に来ないから気付かずにいた風景がこの一枚。ダイビングをする人たちには見慣れた光景かもしれません。どうでしょうか。
岸壁から見下ろした海面を撮影したものなんですが,わたしの影の周りに放射状に線が延びています。よく見ると同心円状の光輪も見えます。これに似たものとして,いわゆる「ブロッケンの妖怪」があります。おそらく同じ原理だと思うのですが…。確かめる術がわかりません。
こちらのサイトに詳しい解説があるのですが,やっぱりわかりません。夕焼け・ブロッケン・虹は空気中に(水滴などの)粒子がある場合ですから。光の輪というより濃淡の差にも見えます。やっぱり,単なる影なのでしょうか。
2005/08/09 渡名喜港
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赤・黄・緑の彩りは,文字通りの信号機ですね。一番右の果実は黒紫色に熟しています。この木はヤエヤマコクタン。ふつうクロキと呼ばれています。サンシンの竿などに使われるんだそうです。が,わたしが使うのは,専ら葉の方。葉脈標本の材料として適しているのです。本当はヒイラギなんかを使いたいところですが,沖縄ではあまり見られないので。
この写真は那覇の植え込みで撮影しました。渡名喜では,まだ黄色い果実ばかりだったのです。
2005/08/16 那覇市
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イボタクサギを見つけた植えますの畑側は,トゲトゲが特徴的で,まるでウニ(特にガンガゼ!)のような植物が繁茂していました。動物から身を守るためにしては,そんな植食動物は海岸には来ないでしょう。昆虫には役立ちそうにありませんし。
帰ってから図鑑で調べると,何と,この実が脱落したあと,砂浜を転がるのだそうです。少ない投資で大きな球体を作るには,かなり効率的な方法でしょうね。
この植物は,ツキイゲ。屋久島・種子島以南に分布するそうですから,「本土」では見られないのですね。それにしても「ツキ」は月なのでしょうか。
ちなみに,手前に見える明るい緑の葉はハマオモトで,ツキイゲの葉ではありません。
2005/08/02 渡名喜村タカタ(南西海岸沿いの畑)
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タカタの海岸は島の西側ではもっとも広い畑があります。その畑の海側に防風防潮のための植えますがあるのですが,そこで見つけたのがこの花です。傾きかけた陽射しを浴びて,白い花が輝いていました。花びらの基部が筒状になっているところはオシロイバナのよう。その先に赤紫色の雄蕊が長く伸びていました。
この花は,イボタクサギ。葉や茎の汁に臭気があるそうです。どこら辺が「イボ」で,「タ」とは何なのかよくわかりません。相変わらず,和名は難しいです。
未熟な果実もついていました。図鑑の写真では,冬になると黒紫色になるようです。海流散布だそうですから,ビーチコーミングで見つけられるかもしれません。
2005/0802 渡名喜村タカタ(南西海岸沿いの畑)
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渡名喜島のことを知るためのもっとも基本的な資料は,何といっても渡名喜村史でしょう。歴史民俗だけではなく,地形地質から動植物まで,一通りのことが書かれています。その中の植物の章には「珍しい島の植物」という節があり,いくつかの名前が挙げられています。
それらを図鑑の写真で確かめていたら,これは簡単に見られるじゃないか,というのがあったので撮影してきたのです。この一枚がその写真なのですが,展望台へ昇る階段の法面辺りにいくらでも生えているという状態です。
ところが.....持ち帰った葉を調べてみると,どうもおかしい。形態の記述を読んでも,正直言ってよくわからないのですが,決定的だったのは胞子嚢群の位置。この種類では裂片の先端で一対の爪状になっていました。これはホラシノブ。ごく普通な種類のようです。お目当てはタチシノブ。「胞子のう群は、裂片の両縁につき、辺縁は反曲して包膜とな」るそうです。葉を捲りながら探さないとわかりませんね。
2005/07/26 渡名喜村大本田渡名喜園地
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![]() | この日は,ふと思い立って,久しぶりに島尻毛へ。翌日から友人たちと島で巡検をする予定があったので,こちらにも案内できたらなぁと思ったのです。2ヶ所ある山道の東側に入ってみると,何と杭が打たれています。いよいよ遊歩道の工事が始まるのかもしれません。それで,杭を辿って,いつもよりも奥まで進んでみることにしたのです。すると放棄された棚田のような跡がありました。島人たちの苦労には頭が下がる想いです。 |
2005/07/21 渡名喜村島尻毛
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例によって,林道から外れたところをウロウロしていると,小さな花をたくさんつけた木が目に留まりました。薄紫色が涼しげで,緑の葉によく映えています。何枚か撮影して,集落に戻ってみると,屋敷林の中でもたくさん咲いていました。これも,意識してみないとものが見えないということでしょう。
この花は,オオムラサキシキブ。日本各地に生えるムラサキシキブの変種だそうです。秋には,紫色の実を結ぶようですから,たのしみにしておきます。
2005/07/15 渡名喜村大本田園地(ミシルジ)
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宮古・八重山は大変なことになっているようですが,ここ渡名喜島では,台風9号の影響はそれほどでもなく,無事に過ぎようとしています。
今年は酉年ということもあって,毎月一枚は鳥の写真を載せようとしています。ところが,梅雨を迎えた頃から,鳥の姿を見かけなくなってきたのです。もちろんスズメなどはいるのですが,やっぱり春の渡りが終わってしまったからでしょう。それで,6月はセッカ,7月はカラスの再掲で乗り切ったのです。
で,今月。まだ載せていない留鳥として狙っていたのが,このキジバト。都市鳥としてあまりにも見慣れた存在なので,これまで撮影するのをすっかり忘れていました。改めて気をつけていると,これがなかなか警戒心が強くて近づけません。この日は,台風の強い風を避けるように校舎の陰で啄ばんでいるところを,校門に隠れて撮影しました。
目が赤いんですね。
渡名喜島では2~3羽の群れで行動していることが多いようです。あまりたくさんいるようにも見えません。島全体で十数羽といったところでしょう。
2005/08/04 渡名喜小中学校グラウンド
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「台風が近付くとトンボがやって来る」なんて言います。あるいは,「トンボが急に増えると,台風がやって来る」だったりします。どちらが原因で,どちらが結果なのかよくわかりませんが,とにかく,両者に関係がありそうなことはよくわかります。この週末は台風9号が沖縄県に接近します。そのためか,とてもトンボが増えています。そのようすを表わす一枚を撮りたかったのですが,うまく表現し切れません。このくらいが限界かな,という1枚です。
このトンボは,ウスバキトンボ。年中見られるそうですが,やっぱりこの群れを見ると台風の接近を感じます。
2005/08/02 渡名喜村渡名喜林道
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この日は,意を決してのチャレンジ。これまでも甲板から撮影した写真を載せたことがありました。そのときもかなり飛沫をかぶってしまい,現在使用中のカメラは購入1年余りで,既に錆が出始めているのです。
それでも,レンズ(実際にはフィルターですが)を拭き拭き狙ったのは,トビウオの群れ。何という種類かまではわかりませんが,フェリーが島の周辺に近付くと,たくさんのトビウオが見られるのです。そこで,ピクセル数を少なくして連写ができるようにして,さらに広角側で置きピンにして,シャッターを切りまくりました。そうして,やっと魚らしい姿が判別できるかな,というのがこの一枚。苦しすぎますね。
2005/07/23 渡名喜島沖(久米商船フェリー・ニューくめしま船上から)
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![]() |
主語はあくまでもジュゴンです。つまりジュゴンのエサになる植物ということですね。てっきり,リュウキュウスガモのようなしっかりとした葉をもつ海草を食べているんだと思っていました。調べてみたら,こちらのほうを好むようです。薄いし小さいので,かなり努力しないとお腹がいっぱいにならないと思うのですが。
この植物はウミヒルモ。5cm程の葉が地下茎から対生しています。礁原の浅い潮溜りで群落を作っていました。やや粒子が細かく泥っぽいところに多いようです。 |
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1998年8月に始めた海星写真館。そのロゴマークに選んだのが,このアオヒトデです。このblogのロゴにも使用している写真は,宮古島の真謝海岸で撮影したもの。それ以来7年も経つのに,取り上げるのをすっかり忘れていました。
というのも,最近は海を歩くことにちょっと飽きてきて,礁原の生き物を撮影する機会が減っていたのです。この日は,意識して探してみて,ようやく1個体だけ見つけられました。岩の隙間にもぐっていたのを無理やり引っ張り出したので,少し傷つけてしまいました。きれいに体(腕)を伸ばすのを待ったのですが,ようやくここまで。こういった緩慢な動きは,いかにも棘皮動物らしく思えます。このヒトデは,体から胃袋を出して,砂泥の中の有機物を直接吸収するそうです。
2005/07/22 渡名喜村ピブックヌイノー(北東海岸の礁原)
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