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壁の補強工事

クロスジスズバチ 5月の終わり,いつもの見慣れた風景に,異質なものが付け加わっていることに気付きました。宿舎の壁に泥団子が投げつけられたような塊りがあるのです。もちろん誰かのイタズラなどではなくて,ハチが巣作りしていたのですね。最初は団子のように丸かったものが,数日経つうちに,どんどん上へと伸びていきました。
この日は休日で,昼間の暑い時間に観察することができました。で,ついに,この巣の主を撮影できたのです。細い腰(腹部第1及び第2節)が特徴的なこのハチは,クロスジスズバチ。ドロバチ科という名の通り,泥を使って巣作りするのですね。この写真も,泥を咥えて何度も運んでくるところ待ち構え,ぐっと近付いて撮影しました。泥をつけられたばかりのところは,色が黒っぽくなっていて,どのように作業したのかがわかると思います。

2005/06/11 渡名喜村

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