黒斑六つ
アブラナ(科の野菜,品種は不明)の花の上で,こちらをじっと見つめているこの虫はヒメナガメ。赤(オレンジ?)と黒の配色が強烈です。これも警戒色の一種なのでしょうか。これだけキツイ配色だと,手に取ってみようという気が起きませんね。実際は1㎝以下の小さなカメムシなのですけれども。
前胸部にある6つの黒い斑紋が特徴だそうです。カメムシには,こんな配色が多いですね。
2005/04/21 渡名喜村西底原
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アブラナ(科の野菜,品種は不明)の花の上で,こちらをじっと見つめているこの虫はヒメナガメ。赤(オレンジ?)と黒の配色が強烈です。これも警戒色の一種なのでしょうか。これだけキツイ配色だと,手に取ってみようという気が起きませんね。実際は1㎝以下の小さなカメムシなのですけれども。
前胸部にある6つの黒い斑紋が特徴だそうです。カメムシには,こんな配色が多いですね。
2005/04/21 渡名喜村西底原
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名曲「カマキリのかあちゃん」のアタマをパクリました。というのも,図鑑に載っているこのクモの記述が「交尾が終わると雄は雌に食われてしまう」ですから。何だか「必ず」という感じで,救いがない表現です。まぁ,卵形成に栄養を供給するといった意味合いで,適応的意義は高いのでしょうが,必ず食われるとは限らないのじゃないかと思うのです。それとも,オスは進んで食べられるのでしょうか?逃げ出して,別なメスと交尾しようとするのが,オスの戦略だと思うのですけれど。
クモの名前はナガマルコガネグモといいます。腹部の模様と脚の縞模様が特徴的です。県内各地で普通に見られるようです。
2005/04/22 渡名喜村西底原
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遂に,というかやっとというか…
わたしの周りでblogを始めた人が現れました。その名も樹楽庵2005。初日で怒涛の書き込みがあります。映画の話題が多いけれど,本家サイトは仮説実験授業などとても話題が豊富な方です。今後,どんなblogに発展していくか たのしみです。
というわけで,お祝いトラバも送っておきます。樹楽庵さん,おめでとうございます!
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昆虫の脚は,1番前の一対が前向きで,2番目と3番目の二対は後ろ向きと決まっています。そのことを思い出せば迷うことなどないのですが,この写真の虫は,何だか左に進んでいきそうにも見えます。この虫は,ナナホシテントウの幼虫。その大きさから終齢で,まもなく蛹化する時期なのだろうと考えられます。前回蛹が見られたのは2月ですから,2ヶ月周期で発生しているのかもしれません。
2005/04/21 渡名喜村西底原
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![]() | 暖かいというよりは,既に強いという表現がふさわしい渡名喜島の陽射しです。そんな陽気に虫たちの活動も大変活発になっています。この日は畑のカボチャにウリハムシを見つけました。傾きかけた陽射しを背に受けて,左側面から撮影してみました。昨年よりはずいぶんハッキリと写せたと思います。腹部末端の突起のようすなどもよくわかりますね。 |
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![]() | 本来海岸などに生えるマルバアカザですが,集落内の畑でも普通に見ることができます。そんな畑の中の1本に,小さなクモを見つけました。茎を取り囲む葉に糸を張って,まるでベッドのように設えてあります。腹部の模様が特徴的なこのクモは,ホシスジオニグモのメス。この時期,草むらのあちこちで,このように休息している個体を見かけます。 |
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![]() | 植物の和名には,スズメやカラスとつくものがいくつかあります。スズメノエンドウなどがそうですね。写真の花もその1つ。オキナワスズメウリです。葉の形や巻きひげのようすから,ウリの仲間だろうということはすぐわかりました。野草のウリ科というとカラスウリが思い浮かんだのですが,こちらのの花はもっと大きくて繊細なものだということは知っていたのです。で,図鑑で調べてみると,スズメの方だろうと。果実は可愛いスイカのような形になるようですので,たのしみにして,また撮影したいと思います。 |
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3月の撮影から,ずっと気になっていたナワシロイチゴ。1ヶ月ほどでキレイに色付きました。想像していたよりも粒が大きくて,いかにも瑞々しいカンジです。さっそく口に入れると,爽やかな甘味。小さな種が入っているのですが,全く気になりません。小学生に教えると,あっという間になくなってしまいました。まだまだ花が続いていますから,たのしめそうです。
2005/04/22 渡名喜村西底原
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![]() | 林道を登りきると大本田園地の駐車場に至ります。ここから展望台までは階段を登ることになります。その両脇には,シャリンバイの花がたくさん咲いていたのですが,よく見ると花の形がまったく違う株があることに気付きます。小さな釣鐘型の花がたくさん咲いているのです。この花は「ギーマ」。図鑑によると「日当たりのよい尾根筋などに生える」とあります。この花びらからは想像できませんが,ツツジの仲間なのだそうです。熟した実は食べられるそうですから,結構身近な植物なのかもしれません。 |
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この花は姿形も,その名前も紛らわしい,ある意味で印象深い植物です。全体の草形ではランの仲間のようです。けれども,その花の色や形はキキョウによく似ています。でも,よく見ると,花の形は三軸の放射相称。実はユリ科の植物なのですね。で,和名は「キキョウラン」。「海岸からやや内陸にかけての岩場や崖」で見られるそうです。この株は林道沿いの法面で見られました。
2005/04/12 渡名喜村渡名喜林道
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この写真は「グロ」と言われても仕方ありませんね。ネズミの死骸ですから。でも,本当のネズミではなくて,ジャコウネズミなのです。と言うと,普通の人からは「何だ,やっぱりネズミじゃない」と返されてしまいます。和名の一部に他の分類群の名前が入っているときに,違う仲間だと説明するのはとても難しいことです。この場合,ネズミはげっ歯類で,ジャコウネズミは食虫類。モグラに近い仲間です。
それにしても島の哺乳類相は貧弱で,村史によると,ワタセジネズミ,リュウキュウジャコウネズミ,クマネズミの3種。他にはアブラコウモリがいるだけです。いかにも島という構成です。
この日の林道探索では,路上で死んでいる個体をたくさん見かけました。移動が活発になる時期なのかもしれません。そして,きっとこのジャコウネズミがハブの主なエサとなっているのでしょう。これからは,山に入りにくい時期になります。
2005/04/12 渡名喜村渡名喜林道
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赤い胸に黒い体,とても目立つ配色です。この日はいくつかの場所で見られました。成虫が活動する時期を迎えたのかもしれません。この虫はオキナワマドボタル。黄赤色の前胸部に触角の末節が前節の2倍あることなどから,亜種クメジママドボタル,Lychnuris matsumurai kumejimensisだと考えられます。渡名喜島生物相の久米島要素ということになるのでしょうね。この日は団体行動で,ゆっくりじっくり撮影できなかったので,次の機会にはもっと拡大してハッキリと写したいものです。
2005/04/12 渡名喜村マテーシガニク(林道東側始点)
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渡名喜島の集落は,昔ながらの佇まいを残していて,どの家も立派な屋敷林を備えています。主にフクギなのですが,それより背の低い木によい香りのする花が咲いています。この花はシャリンバイ。5枚の花弁に5本の雄蕊と,いかにもバラ科の花ですね。和名の車輪梅も「葉が枝先に輪生状に出て、花が梅の花に似る」ためだそうです。この時期,集落内だけでなく,林道沿いのあちこちでも花が見られます。
2005/04/12 渡名喜村大本田園地
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花が咲き乱れて,春真っ盛り…と思っていたら,もう初夏の兆しです。電線にツバメが群れていました。こちらは本当のツバメで,越冬していた南の島から渡ってきたものです。一方,こちらで紹介しているものは,島に定着していて一年中見られるリュウキュウツバメです。体の大きさや尾羽の形が違うのですが,決定的なのは下尾筒(尾羽の裏側)の模様。ツバメは模様が無くて腹から白く続いているのですね。
2005/04/12 渡名喜村西底原
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渡名喜島でもたくさんの個体が集まった群れで暮らしているスズメです。日本全国どこでも,大変身近な鳥ですが,いざその絵を描こうとすると,なかなか正確に描けないものです。特に,頬の黒い斑点。この形と位置がポイントですね。日本に分布するもう1種のスズメ,ニュウナイスズメはこの黒斑の無いことが特徴。関東で生まれ育ったわたしは,まだ出会ったことがありません。ぜひ見てみたいものです。
2005/04/03 渡名喜村東の浜
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この写真は,沖縄県内の人の活動があるところならば『どこでも』見られる野草のタチアワユキセンダングサです。全然「淡雪」ではありませんが,それはこれが果実だから。それぞれの果実にある2本の芒で動物散布されるのですが,その能力たるや抜群。迂闊に茂みに入ると,後で取るのが大変です。子どもたちは,花が終わって芒が出てきたところを「くっつき虫」と呼んで,衣服につけて遊んでいました。宮古島の方言では「ムツウサ」。こんなどこでも見られる野草(雑草)が,今では重要作物なのですから驚きです。「ビデンスピローサ」で検索してみると健康食品ショップがたくさん表示されます。
2005/04/10 渡名喜村ウーチュガー
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春真っ盛りの渡名喜島,放棄された田んぼは水草が茂って,水生昆虫の天国となっていました。写真はおなじみアメンボの仲間。よく知られた昆虫ですが,同定しようとすると,図鑑にはほとんど載っていなくて諦めざるを得ませんでした。アメンボ科だけでなくて,イトアメンボ科,カタビロアメンボ科というのもあるようです。写真の個体は交尾しているところだと思われるのですが,上になっている雄(?)は翅が無い型のようにも見えます。専門外は,本当に難しいです。
2005/04/10 渡名喜村ウーチュガー
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![]() | ハマウドの花を撮影しに来た海岸で,赤く色付いている植物を見つけました。一度目に留まると,あちらこちらにあることに気付きます。ホナガイヌビユのような実も赤く染まっています。この植物はマルバアカザ。カワラアカザかとも思われるのですが,こちらのサイトの写真と絵合わせして,同定しました。 紅葉した後は枯れてしまう一年草のようです。その前に,もう少し写りのいい写真を撮影したいものです。 |
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渡名喜島には農業用水のための溜池がいくつかあります。沢筋を堰き止めたようにつくられているそれは,溜め池というよりもダムそのものなのですが,この溜池に登る道沿いの法面は,山からいろんなものが落ちてきている,なかなか面白いところです(舗装されているのでハブの心配がないところもイイ)。
この日見つけたのは,沖縄では「ヤンバルムシ」と呼ばれているヤスデの仲間(種は不明)。黒とオレンジの配色がとってもオシャレ。1体節に2対の脚が付いているところ,それが前端の体節では1対であることがよくわかります。大小2匹が寄り添っているのは,雌雄の繁殖行動かと思わせるところもお気に入りです。
2005/04/03 渡名喜村ンジャ(集落南東の溜め池)
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春真っ盛りの渡名喜島,先日撮影したハマウドも花が開いているかなと思い,再び訪ねてみました。ブロッコリーのようだった蕾も大きく開いて,小さな花がたくさん咲いていました。さっそく撮影を始めたのですが,ふと気付くと,真ん中あたりの花は形が違うようです。雄花雌花のちがいだろうと,そんなに気にせず撮影を終えたのですが,帰ってから図鑑を見ると,「複散形花序」とあります。きちんと呼び方があるのですね。横から見ると上下二段になっていました。花序全体のつくりが単一の花と同じになっているところが面白く感じられます。
2005/04/03 渡名喜村東の浜
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![]() | この花はいわゆる雑草。空き地などで見られる帰化植物です。種子散布能力が高いのか,気が付くと生えてきているといった感じです。撮影のために,よくよく花を見てみると,これがなかなかキレイです。薄紫(というよりもピンクかな)の舌状花が黄色いおしべを囲んでいます。属名が Aster とありますから,栽培品種になっているアスターに近いのかもしれません。和名は,草全体の形を逆さにした箒に見立てて,ホウキギクというそうです。 |
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