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助けたくても,何もしてあげられない…

ナナホシテントウ
この日は旧正月,学校は午前中授業で給食もありません。けれども,わたしたちは午後も勤務。というわけで,食事をとるために自宅へ戻る途中で見つけたのが写真のナナホシテントウ。

この場所は,先日紹介したように,たくさんの蛹が見られるのですが,そろそろ羽化の時期を迎えたようで,何匹か歩き回っている姿を見かけました。そのうちの1匹がどうも変なのです。

よくみると,鞘翅が潰れて変形しているためにきちんと閉じることができません。腹部や頭部もゆがんでいるようです。羽化の際に何かが触れたか,転落してしまったのでしょうか。痛々しいのですが,何もしてあげられません。徘徊性のクモアシナガキアリのエサになってしまうのでしょうか。
2005/02/09 渡名喜村西底原

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» どっちが前で どっちが後ろ? [SeaStar's Photolog]
昆虫の脚は,1番前の一対が前向きで,2番目と3番目の二対は後ろ向きと決まっています。そのことを思い出せば迷うことなどないのですが,この写真の虫は,何だか左に進 [続きを読む]

受信: 2005.04.27 14:02

» ★☆★☆★☆★ [SeaStar's Photolog]
それにしても,どうして頭を下にしているんでしょう。 テントウムシというと,まずこの虫が挙げられると思います。ナナホシテントウです。これまで幼虫や羽化のようすは [続きを読む]

受信: 2005.12.02 14:00

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