岩肌に残された 不思議な模様

テトラポットや防波堤,それからこの岩のように,表面が平坦なところがあると写真のような不思議な模様を見かけることがあります。海へ行かなくても,ジメジメしたコンクリートの表面に,同じような模様が見られることがあります。実はこれ,笠貝類の食事の痕なのです。笠貝類を含めたグレイザーと呼ばれる動物は,岩の表面を削り取るようにして微細藻類を食べています。このため,削られて白くなったところが模様になって見えるのですね。陸上ではカタツムリがこのような模様を作っています。
くねくねと大きく左右に振れているところは,貝が首を振ってじっくりと食べた部分です。右下はその拡大。米粒より小さな「はみ跡」がたくさん並んで白線となっているのがわかります。しばらく左右に振れた後,すぅーっと伸びているのは,食事場所を変えるために急ぎ足で移動したところ。移動中も味見しながらなんですね。
岩肌に残された模様から,貝の行動が読み取れるようです。
2004/12/25 渡名喜村クタラー(シュガー浜北側の岩礁)
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