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いざ お食事に!

ヨメガカサ 何やら楕円形の物体が傾いて写っているこの写真。ずいぶんと地味なのですが,個人的には思い出深い被写体です。この貝はヨメガカサ。こんな平たい殻ですが,これでも巻き貝の仲間です。殻の形から「笠貝」類と呼ばれています。岩の表面などに生えている微小な藻類を削り取って食べる,グレイザーと呼ばれる生活様式をもっています。潮間帯の岩礁では,グレイザーの存在が群集の構造に大きな影響を与えているのだそうです。
右下の濡れている所は,この貝が食事のために移動した痕なのです。研究室の先輩が,この仲間の一日を記録するといった研究をしていました。そのお手伝いなどしながら,この道にハマッていったことが思い出されるのです。
ヨメガカサという名前は「嫁の皿」という意味だそうです。笠貝類でも特に平たいという特徴を表わしているのだそうですが,時代を感じるというか…。やがて「どうして嫁の皿が平たいの?」なんて聞かれるようになるのでしょうね。
2004/12/25 渡名喜村クタラー(シュガー浜北側の岩礁)

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地学巡検のために訪れたヤンバルの河口。始まる前に,ちょっと寄り道。生き物観察です。 河口の転石をひっくり返して,被写体を探します。そうして見付けたのがこの貝。リ [続きを読む]

受信: 2009.08.07 16:16

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