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『アブ』と呼ばれているけれど…和名は不明

アブの一種この時期,うっとおしいがこの虫。刺されると,まるで五寸釘を打ち込まれたような衝撃があるとか。島のおじさんたちは手掴みでひねりつぶしていますが,わたしには出来ません。梅雨明け前後の6月下旬から7月上旬まで,発生期間は2週間程なのだそうです。その間,野外にいると,どこからともなく飛んで来るのです。スズメバチ類と同じように,黒いものに集まるようで,この写真もターミナルの中に飛んできた個体が,黒いザックにとまったところを写しました。
2004/06/26 渡名喜村フェリーターミナル
種名が判りました!
オキナワオオアブ,Tabanus okinawanusです。出典は,岸本高男・比嘉ヨシ子(1986),「沖縄の衛生害虫」新星図書出版。すごい(対象を絞った)本があるものです。この本によると,
・雨期が終わり、夏至の頃になるとアブの活動は盛んになり、
・成虫の最盛期は6~9月、
・よく晴れた日の午前10時頃から午後2時頃に活動が盛んになる。
・赤と黒の服装をした人を好んで襲う。
とあります。
2004/11/01 追記

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» 実は…キレイ好き [SeaStar's Photolog]
こんな姿形の虫が飛んでくると,ハチの襲撃かと身構えてしまいます。これからの時期はアブの心配もありますし。でも,この虫はアメリカミズアブ。1950年代に沖縄にや [続きを読む]

受信: 2005.06.16 13:55

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