ごあいさつ
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6月上旬というと沖縄では梅雨の真っ只中,ですが,今年は5月中は晴天が続き梅雨らしからぬ天候でした。それでも,6月に入ると雲の多い天気が続くようになりました。この時期,活発に活動しているのが,このキンモウアナバチです。2017年6月には那覇市でヒメクダマキモドキを運んでいる姿が観察できました。
こちらの施設では,敷地の隅に土砂が山積みされていて,半ば放置されているためにセンダングサの草むら状態になっています。その小山が条件よいらしくて,昨年に引き続き,何頭も集まって集団営巣状態になっていました。
この個体は,地面に降り立った後,草の下へ進み,盛んに砂を掘っていました。狩りはこれから,なのかもしれません。
2021/06/02 宜野湾市
今年は前回から3年ぶりになるという皆既月食があるということでしたが,5月末は梅雨の真っ只中。見られる可能性は少ないかもなぁと予想していたのですが,今年は空梅雨。夕方から晴れてきて,これは撮影できそうと見晴らしのよいところへ出張ってきました。
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国内では南西に位置する沖縄では,食の開始は地平線下。月出帯食になりました。しかも,月の出は薄明中。どうかな,見えるかなと待ち構えていると,雲の隙間に欠けた月。いい感じで撮影できたのですが,如何せん部分食が進んでいて,ただの半月状態。
その後,厚い雲の中に入ってしまった月ですが,皆既の頃には雲の上に昇って,赤銅色の姿を見せてくれました。
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久しぶりの月食,皆既の終わりまでたっぷりと堪能できました。
ちなみに,今回の月食は今年の最近の満月だそうで,いわゆるスーパームーンでもありました。
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2021/05/26 中頭郡中城村
今朝,建物の壁にとまっているのを見つけた蛾。形がアルソミトラの種子を思い出させます。このままでも滑空できそうですが,もちろん蛾ですからはばたくんでしょうね,きっと。
見つけたときにカギバガの仲間だろうと思ったのですが,後から図鑑で絵合わせしてギンモンカギバではないかと予想,更にネットで検索,いろいろ調べて,クロモンカギバと同定しました。
翅脈がフラッシュを反射して銀色に輝いています。まるでスパンコールが並んでいるようですが,どんな機能があるんでしょうか。この種が視覚に頼っているとは考えにくいし,夜行性だとすると,そんなに強い光を受けることもないでしょうし。まったく,不思議がいっぱいです。
2021/03/11 宜野湾市
新年を迎えたばかりというのに,大型の昆虫を見つけてビックリ!でした。
この虫はクビキリギス。前回は褐色型でしたが,今回はキレイな緑色型です。それにしても,寒い時期なんですが活動しているんですね。
調べてみると成虫越冬するようです。そして,灯火に集まり人工物の垂直面にとまることが多いんだとか。このときも壁面に頭を下にしてとまっていたのですが,90°回転して掲載しました。
2021/01/05 那覇市
今日は久しぶりの部分日食。雨雲が近づいていて,果たして見られるかどうか不確実なところもありましたが,しっかりと用意してその時を迎えるようにしました。
2021年5月の金環日食のときには助手がいたんですが,今回は一人で撮影できるように工夫してみたのです。そこで,スタンドなどを組み合わせて,こんな装置を組み立てました。
その結果がこちら。食の最大の時は雲の中でしたが,いい感じで観察できたと思います。ピンホールというか,穴の直径はもう少し小さくてもいいかもしれませんね。
2019/12/26 那覇市
朝,出勤してきて窓を開けようとしたところ,ベランダの手すりに一羽の鳩がとまっています。窓から1m程のところにいて,こちらを気にしているけれども,飛び立つ様子がありません。どうしたのかなぁと不思議に思いながらも,あちこちの角度からたくさん撮影させてもらいました。
この鳩はズアカアオバト。これまでには2001年7月糸満市,2007年6月南城市で観察していました。この場所は,背後にこんもりとした林がありますから,見られたことにはさほどの驚きはなかったのですが,やっぱり様子が変。そのうち,窓に白い汚れがついていることに気付きました。
見事に羽ばたく鳥の形になっています。それでわかりました。窓ガラスに激しく衝突したのでしょう。首の骨を痛めていないといいけど…と心配していましたが,30分ほど経つと飛び立っていきました。
その後,フォロワーさまにご教示いただいて「鳥拓」と呼ばれていることを知りました。千葉県立中央博物館のウェブページに鳥拓再び!という記事があります。野鳥の衝突事故を防ぐため,鷹シールを貼った方がいいかもしれません。
2019/11/15 那覇市
久しぶりにやってきた県民の森。いつものように渓流コースを一巡り,いつもの顔ぶれを撮影して,昼ご飯。休憩した後,登山コースへ入ってみました。というのも,今回のお目当ては,この時期に実りを迎えるドングリたち。できればイタジイ,マテバシイも採りたいなと考えていたのです。
すると何頭も見られたのがこの蝶,ムラサキツバメです。飛んでいるときは翅の表側が紫色に輝いてとても美しいのですが,とまってしまうとこの通り,翅を揃えて立ててしまうので全く見えなくなってしまいます。かなり粘ったのですが開いたところは撮影できませんでした。
食樹がマテバシイなどだそうで,この場所で見られるのも当然なのですが,何しろ滅多に登山コースには来ないので,全く気付いていませんでした。
2019/10/16 恩納村県民の森