黄色い体は夜間の徴

リュウキュウカジカガエル

日も暮れて,あたりは真っ暗。とはいえ窓辺は明るい施設の中庭。何と,カエルがいました。

2階の廊下に囲まれたわずかな空間,外部とは上空と排水口のみでつながっているこんなところにも野生生物はいるんですね。ビオトープっぽく水場が設けてあることも,カエルの生活に役立っているのでしょう。

このカエルはリュウキュウカジカガエル。昼間はこんな体色ですが,夜になるとオスのみ黄色っぽく色を変えるんだとか。確かに褐色の個体も近くにいました。繁殖してオタマジャクシが見られるのか,たのしみなところです。

2017/07/13 那覇市

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何を運んできたのかな

先日紹介した時は1頭だけしか観察できなかったリュウキュウスナハキバチ。よくよく探してみたら,大群で営巣していました。さらには,ちょっと離れた砂地にも小規模ながら営巣地を発見。サンゴや貝殻の破片からなる海砂を人為的に撒いてある場所なんですが,砂が深いところには穴を作らないようで,そこからこぼれたような,一見するととても不安定な場所を好むようです。

リュウキュウスナハキバチ,オサヨコバイを運んできた。

で,たくさんいれば,いろんなドラマが見られる。この一枚は,ちょうど獲物を置いたところを捉えたものです。巣穴の近くに置かれた獲物,どうもオサヨコバイのようです。こんなものを狩っているんですね。

こちらの一枚は獲物を抱えて穴に入ろうとしているところ。茶と白の縞模様はカメムシの腹部に見えます。さて,獲物の正体は何なのでしょう。

リュウキュウスナハキバチ,カメムシ?を運んでいる。

オマケは比較的よく写っていたカットから2枚。黄色の斑紋には個体差があるんですね。

リュウキュウスナハキバチ

リュウキュウスナハキバチ


2017/07/02 那覇市

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獲物を運んできたけれど

キンモウアナバチとヒメクダマキモドキ

里山的環境が近くにあるこの場所は,その気になれば多様な生き物を観察できるのかもしれません。

今日はふと気付いた足元のハチ。大きな荷物,緑色のキリギリスを運んでいました。ぐるっと飛んで,そのうち着地。そのすぐそばには巣穴が掘ってありました。その穴を隠すように枯れ葉が置いてあって,このハチが置いたものならば,なかなか巧みだなぁと思いました。

このハチは,キンモウアナバチ。図鑑にはクダマキモドキを幼虫に与える,とあります。では,この獲物はというと,翅脈がよく写っているものを強調してレタッチすると…枝分かれしていません。ということで,ヒメクダマキモドキに同定しました。

キンモウアナバチとヒメクダマキモドキ

何度か巣穴に出入りすると,再び獲物を抱えて飛び去ってしまいました。カエラを気にして,,,ならば,済まないことをしてしまったなぁと思います。獲物を巣穴に運び込む様子はこんな感じ。2004年7月上旬,渡名喜島での観察です。同じような時期,同じような環境ですね。

2017/06/30 那覇市

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ひとりで 家捜し

リュウキュウスナハキバチ

梅雨明けはしたものの,カラッと晴れあがるとはいかず,どんより蒸し蒸しとした天気。でも,虫たちは元気に活動していました。その中でも,足元の砂地を超低空飛行で飛び回る姿。ちょっと小ぶりの黒いハチ。以前にも観察したリュウキュウスナハキバチです。

2006年渡名喜島での観察も梅雨明け直後でした。この時期が繁殖に向けて活発に活動する時期なのかもしれません。不思議なのは,今回の観察では1頭だけだったこと。前回は狭い砂地を大きな群れで飛び回っていたのですが,今回はこの1頭だけでした。

曇天の陰で少し光が足りませんでしたが,観察の記録として,です。

2017/06/26 那覇市

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白斑ないけど 黒点キラリ

ニセマツノシラホシゾウムシ

県都那覇市とはいえかなり端っこの方,里山的環境が近くにあるためか,夜になると窓辺はそのまま灯火採集状態です。いろんな来訪者がありますが,このとき気付いたのは小さなゾウムシ。窓の外に置いてあったプラ容器の縁にちょこんと止っていました。

このゾウムシは,ニセマツノシラホシゾウムシ,と思われます。というのも,ニセ‐というだけあって,よく似た種類がいくつか。識別点を踏まえて撮影したわけではないので,決め手に欠けるということです。でも,撮影しながら感じていたのは小循板がキラリと光っているなぁということ。これを根拠の同定です。この角度だと,小循板が光っているの,よくわかりますね。

ニセマツノシラホシゾウムシ

2017/06/12 那覇市

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春は 幅広

アオスジアゲハ

5月始めの連休前とはいえ,晴れた日の昼過ぎは夏本番を思わせます。ちょっと歩いただけで汗だくだく。水分補給が欠かせません。そうか,お前もか。と勝手に思いながら写した一枚です。

この蝶はアオスジアゲハ。舗装された道路に溜まった水を吸っています。ほとんど同じ構図を7月末に千葉県で撮影していました。3月上旬に渡名喜島で撮影した個体と比べると,どうも千葉産は緑色帯の幅が狭いような。これが夏型のでしょうか。つまり,こちらの個体は春型かな,と。

でも,地理的な変異とかもありそうだし,なんとも知識が足りません。

2017/05/05 宮古島市下地島

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決め手は ●●

コウヤツリアブ

被写体を求めて隆起珊瑚礁の植物群落内をウロウロ。誰がつけてくれたのか,細い道が海まで続いていました。アダンの葉が切り落とされていたり,石灰岩の間に珊瑚砂をまいて平らにしてあったり。全くありがたい限りです。

そんなところを歩いていると,足元を飛び回る小さな虫。姿形は何度も見ているクロバネツリアブにそっくりですが,ひと回り小さくて,しかも黒っぽい。行動もよく似ていて,しきりに砂地に降りては,お尻(腹部先端)をこすりつけるようにしています。

このアブは,コウヤツリアブ。森林総合研究所のこちらのページによると,やっぱりハチ類に寄生するようです。でも,こんな暑い(しかも熱い)岩礁の上でうまく宿主に出会えるのでしょうか。

同定の決め手となった翅の黒色斑紋は,こちらの一枚の方が見やすいかも。とにかくたくさん見られました。

コウヤツリアブ,翅の黒色斑紋がよくわかる。

2017/05/05 宮古島市下地島

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膝折 というらしい

キキョウランの花と果実

農道沿いで蜂の撮影,一通り終えてふと気付くとキキョウランが咲いていました。しかも果実もついています。この花は長い花茎の先で下向きに着くことが多いので,撮影しにくい部類です。けれども,このときはうまい具合に別な種類の葉の上にちょこんと乗っていました。しかも上の葉の陰になって光の具合もいい感じ。

これまでの観察では,花は4月上旬果実は5月下旬の撮影でした。今回の観察は,ちょうどその中間あたり,ということになります。

撮影してから気付いたのですが,おしべがグニャリと曲がっています。奇形かなぁとも思っていたのですが,調べてみると,この種の特徴。これまた不思議な形態で,いったいどんな適応的意義が,と考えてしまいます。

さて,この記事のタイトル。「花も実もある」というのを思いついたのですが,既に使っていました。もっと柔軟に発想しないといけませんね。

2017/05/05 宮古島市下地島

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ようやく梅に たどり着く

テンノウメ

撮影地を求めて下地島の西岸をウロウロ。一週道路から海岸に降りられそうなところを見当つけて,入ってみるんですがなかなかいいところに出られない。結局,いつもの観光スポットに。でも,この場所は隆起珊瑚礁の植物群落を観察するのにも好適なのです。

この日に見つけた花は,テンノウメ。以前はミズガンピを勘違いしていたんですから,なぜそう思い込んだのか,当人にも不思議です。

これまで,果実が着いているのは何度か見てきたんですが,花は初めての観察になりました。バラ科に属するそうで,シャリンバイテリハノイバラによく似た花だと思います。

2017/05/05 宮古島市下地島

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こちらは奥だけ 毛むくじゃら

コンロンカ

沖縄での大型連休はもうすぐ梅雨入りという時期。それだから,なのか,林の中には咲いている花がほとんどありません。宮古島にやってくるのも毎度5月が多いので,観察できる生き物たちも似通った姿になってしまいます。

この花はコンロンカ。以前紹介したのは花序全体でした。今回はTG-4を使って,思いっきり近寄って撮影してみました。こんな撮影ができるのも,FD-1のおかげです。

そうして見えてきたのが,花の中心にあるモジャモジャ。オオバルリミノキにそっくりです。どちらもアカネ科なんですが,関係あるんでしょうか。そして,このモジャモジャの適応的意義は?特定の昆虫だけが蜜を吸えるようになっている,ということでしょうか。奥が深くて謎だらけ,です。

2017/05/05 宮古島市

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